特集「科学技術と平和」
近現代社会は「科学技術文明」と呼ばれます。広島・長崎では2発の原爆で年末までに限っても20万人以上が殺されました。東京大空襲では数十万発の爆弾で10万人前後の人が殺されました。クルマ社会も、世界で毎年万単位の人を殺しています。ネオニコチノイド系をはじめとする農薬は、健康や生態系に大きな影響を与えます。喫煙による死者も世界で年数百万人に及びます。遺伝子組み換え作物をはじめとする生物技術も、健康や生態系に影響を与えつつあります。リニア新幹線も安全性、必要性、採算性、環境影響などが不明なまま、JR東海の9兆円と国費3兆円を投入されつつあります。また原子力規制委員会は昨年「核のごみは400年電力会社の責任、10万年国の責任」と述べました。さらに政府は軍事研究・武器輸出や原発輸出をすすめつつあります。
平和学は、科学技術の功罪を考察することも大きな使命としています。特集では化学技術、生物技術、核技術、軍学共同問題で2本程度の依頼論文を想定し、あわせて自由なテーマ設定(科学技術も含む)での投稿論文を募集します。積極的な投稿を期待いたします。
投稿書式:
投稿完成原稿提出の際に確認されるべき投稿書式については、「日本平和学会『平和研究』投稿論文執筆要領」に準拠ください。字数上限は1万6000字です。
投稿の申込み締切:2017年3月10日(金)
投稿申込み方法:
(1)論文仮題、(2)要約(1500字程度)、(3)希望する投稿枠(「特集」あるいは「自由投稿」)、(4)住所・携帯電話番号・メールアドレスを、下記の応募先までe-mailにてお送りください。なお、申込みの際には、受領の確認メールを返信いたしますので、万一、一週間以内に返信がない場合、再度ご連絡ください。
応募先:
『平和研究』第49号編集担当者〔戸田清(長崎大学)、湯浅正恵(広島市立大学)〕heiwakenkyu49(a)gmail.com宛にお送りください((a)を@に変更してください)。
投稿完成原稿提出締切:2017年7月31日(月)