部会2 ラウンドテーブル「多摩地域発 平和な社会づくりにむけた挑戦」(開催校企画) 報告者プロフィール

 東京都多摩市生まれ。2003年より富士山麓で自然ガイドのプロとして活躍する傍ら、慶応大学大学院社会イノベーターコースに社会人入学し、修士号を取得。東日本大震災を機に2013年地元・多摩にUターンし、ご当地電力の立ち上げに参画。「多摩電力合同会社」副代表として、市民ファンドによる屋根貸し太陽光発電事業(13施設)を手掛ける。また、一般社団法人「多摩循環型エネルギー協会」理事として、大学生対象の人材育成プログラムの立ち上げ、各地での講演活動、小学校でのエネルギー環境教育などを担当する。2015年4月に仲間と共に「たまエンパワー㈱」を設立し、代表取締役に就任。

 

 1943年生まれ。法政大学第二高等学校の教員時代に陸軍登戸研究所の存在に注目し、調査研究を開始。その中で、高校生や市民と共に行った当時の関係者訪問をきっかけに、長年ベールに包まれていた研究所の実態が解明され、歴史上から消えていくはずだった真実が伝承されることとなる。現在も、明治大学平和教育登戸研究所資料館展示専門員としてその歴史を伝えるとともに、さまざまな機会をとらえ、平和教育を実践する。旧日本陸軍登戸研究所の実態解明に尽力し、2015年度川崎市文化賞を受賞。主な著書に『登戸研究所から考える戦争と平和』(共著、2011年、芙蓉書房出版)。

 

 1945年3月生まれの「戦中派」。学生時代にイスラエル・キブツに研修留学中、第3次中東戦争に遭遇。帰国後、新利根協同農学塾農場(満蒙開拓団帰農者創設)で農業研修。1970年東京都七生福祉園に勤務、1981年都立日野療護園の開設担当。「障壁のない地域社会ひのを創る会」副代表、「市民版ひのまちづくりマスタープラン』の作成事務局、日野市障害者計画策定委員長、地域福祉計画策定委副会長等歴任。2001年NPO法人やまぼうし創設し、東京都を早期退職。現在、認定NPO法人やまぼうし理事長(社会福祉士)であるとともに、法政大学大学院連帯社会インスティテュート修士課程で学ぶ。

 

東京都立多摩社会教育会館に社会教育指導員として勤務、2002年に同会館の事業廃止により解雇され、NPO法人市民活動サポートセンター・アンティ多摩を仲間と設立。同会館の社会教育・市民活動資料の保存・活用運動を始め、2006年に「市民活動資料・情報センターをつくる会」を立ち上げ、2014年に市民活動資料室「市民アーカイブ多摩」開館。資料室開館により「資料センターをつくる会」は、「ネットワーク・市民アーカイブ」に改称、同会の事務局兼運営委員。法政大学・和光大学非常勤講師(社会教育学)。