元山仁士郎

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沖縄の「日常」とその複雑さについて

―基地と平和をめぐり交錯する思いと動き―

 

元山 仁士郎(もとやま・じんしろう)

1991年生まれ。沖縄県宜野湾市出身。国際基督教大学教養学部4年(休学中)。立憲主義と日米地位協定について学ぶ。SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)やSEALDs RYUKYUの立ち上げ/中心メンバー、市民連合メンバー。現在はND(新外交イニシアティブ)で事務局スタッフとして働く。

対談本に『沖縄と差別』佐藤優著(『金曜日』、2016年6月)、『僕がイスラム戦士になってシリアで戦ったわけ』鵜沢佳史著(『金曜日』、2016年1月)、座談会録:『あきらめることをあきらめた 71年目のデモクラシー』小森陽一、黒澤いつき、元山仁士郎、西郷南海子(『かもがわ出版』、2016年4月)。出演作品『不思議なクニの憲法』(松井久子監督、2016年)、『わたしの自由について』(西原孝至監督、2016年)。

 

1.私について ―沖縄と東京―

• 沖縄での体験

― 祖父母・戦争体験者との触れ合い、話:銃痕と表情

― 米軍基地のある日常:嫌悪感と憧れ

― 反基地運動へのまなざし: 声をあげてもなくならないもの

• 上京/「3.11」

― 日本社会への違和感:原発事故をめぐる対応や成立過程、維持のされ方

― 基地がない環境との出会い:静かな空、米兵の姿がないこと

― 盛んになった社会運動との出会い:脱原発運動の隆盛

 

2.SEALDsとSEALDs RYUKYU

• SEALDs RYUKYU(Students Emergency Action for Liberal Democracy

:自由と民主主義のための学生緊急行動)

― 15年5月3日、立ち上げ

― 2015年夏の動きと成果/課題:学者や上世代への問い

― 沖縄・辺野古基地建設強行への抗議

― 選挙に向けた取り組み

• SEALDs RYUKYU

― 15年8月15日、立ち上げ

― 安保法制と辺野古

― 宜野湾市長選挙での取り組み

― 基地の話 ワークショップ

• 複雑な事情

― 同世代からの反応:冷笑、ギャップ

― 日常を否定することの難しさ:人間関係、仕事

― 基地反反対運動:日常を否定することの難しさ、平和教育や長年の反戦・平和運動の反動?

 

3.目指すもの ―政治を語ること、声を届けること―

• ゆんたく/対話の場作り:ワークショップ

• 投票率アップ、争点の明確化:パンフレット

• 参議院選挙に向けた野党共闘:全国行脚

• 外交に市民の、沖縄の声を:ND(新外交イニシアティブ)