平和研究36号 : 【グローバルな倫理】(2011年5月刊)

巻頭言 倫理的に平和を考える、とは?・・・山田 哲也

●依頼論文
1.グローバルな諸問題への倫理的アプローチ
行動すべき主体とその責任・・・押村 高
2.「敵」と「犯罪者」
近代法的人道性の基礎についての考察・・・西 平等
3.現代におけるグローバルな善・悪の概念について
カント・アレント・デリダの正義・・・清水 耕介
4.現代政治思想における難民の受け入れ・・・新垣 修

●投稿論文
5.「グローバルな責任」の死角
《国際社会の責任》と《平和維持活動要員の責任》の乖離・・・大庭 弘継
6.シティズンシップとグローバルな倫理
当事者概念による歓待の政治をめぐって・・・五野井 郁夫

●書評
知の暴力をいかに乗り越えるか・・・窪 誠
(阿部浩己『国際法の暴力を超えて』岩波書店 2010年9月)

日本平和学会の研究会活動・・・日本平和学会事務局

編集後記・・・柄谷 利恵子