●巻頭言
石井正子・佐渡紀子「『移行期』のアジアにおける人権と平和」
●依頼論文
上村英明「アジアの『先住民族』概念とその人権運動――その概念構築と現状分析に関する一考察」
堀芳枝「タイと子どもの人権――難民・移民・エスニック・マイノリティの子どもから考える」
佐藤安信「UNTACから15年のカンボジアにおける平和構築と人権」
佐伯奈津子「中スラウェシ州ポソにおける『宗教紛争』『イスラーム・テロ』からみる『紛争構築理論』
桑名恵「紛争後の東ティモールにおけるコミュニティと平和――平和なコミュニティ再建の広がりをめざして」
●投稿論文
鄭敬娥「韓国における外国人政策の展開と多文化社会の模索」
西浦直子「国連憲章第7章に残された課題――冷戦後の安全保障理事会の実行を中心として」
川口悠子「『トランスナショナルな』平和のシンボルとしての広島――戦後初期の国際世界平和デー運動に着目して」
村上登司文「海外の平和教育研究の発展段階――日本の平和教育学成立への示唆」
●国際学会動向
児玉克哉「国際社会科学評議会(ISSC)の活動について」
●書評
大津留(北川)智恵子「アメリカと戦争の関係を読みとく」
(菅英輝『アメリカの世界戦略――戦争はどう利用されるのか』;油井大三郎『好戦の共和国アメリカ――戦争の記憶をたどる』)
加治宏基「中国社会の「第三領域」――その実証と理論化の試み」
(李妍焱編著『台頭する中国の草の根NGO――市民社会への道を探る』)
羽後静子「持続可能な多文化共生共同体の構築」
(佐久間孝正・林偵史・郭洋春編『移動するアジア――経済・開発・文化・ジェンダー』)
○日本平和学会の研究会活動/日本平和学会事務局
○SUMMARY
○編集後記
勝間靖「アジアにおける人権と平和」