平和研究27号 : 【「人間の安全保障」論の再検討】(2002年11月刊)

●巻頭言
毛利聡子・山田康博  「『人間の安全保障』論の再検討」

●巻頭論文
北沢洋子「グローバリゼーション時代における平和研究の課題:債務帳消し(Jubilee2000)国際キャンペーンの経験から」

●特集論文
武者小路公秀「『人間安全保障』とグローバル覇権の顔:非改良主義的改良のための政策科学を目指して」

都留康子「21世紀核廃絶への方途:NGO、市民と国家の連携の模索」

佐渡紀子「信頼醸成措置と人間の安全保障の接点:デイトン合意後の取り組みから」

田坂興亜「残留性化学汚染物質からの人間の安全保障:環境アドボカシーNGOの立場から」

羽後静子「『人間の安全保障』とジェンダー:批判的国際政治経済学の視座から」

●投稿論文
蓮井誠一郎「環境安全保障:『人間の安全保障』の再検討に向けて」

末吉洋文「国連事務総長による国際司法裁判所『勧告的意見』の要請:その可能性と意義について」

小野一「『9月11日』以後のドイツ政治:テロ対策のテーマ化の中でのシステム変容」

●学会動向
児玉克哉「国際平和研究学会、韓国で始めて開催」

●書評
大津留(北川)智恵子「平和研究にとっての人道的介入の課題」
(最上敏樹著『人道的介入―正義の武力行使はあるか』)

加藤普章「NGOと市民社会の関係―カナダの事例から―」
(高柳彰夫著『カナダのNGO―政府との「創造的緊張」をめざして』)

黒沢満「核兵器廃絶は望ましく、必要であり、可能である」
(杉江栄一著『核兵器廃絶への道』)

○日本平和学会の研究会活動/日本平和学会事務局