●巻頭言
小柏葉子・佐々木寛「新世紀の平和研究―変わらない課題と新たな挑戦」
●特集論文
進藤榮一「『文明』と平和」
豊下楢彦「日本型現実主義の再検討」
島袋純「沖縄と平和―国際人権法を手がかりに」
水本和実「21世紀における核問題と被爆体験」
栗原彬「生命政治と平和」
伊藤るり「ジェンダーの視点に立った<平和>概念の再構築―<女性に対する暴力>をめぐって」
石井一也「開発と平和の経済学―エルンスト・F・シューマッハーの思想を中心として」
篠田英明「国際規範の歴史的・理論的検討―秩序・正義そして国家主権」
萩原能久「21世紀の平和思想」
●学会動向
児玉克哉「国際平和研究学会の動向」
●書評
矢口裕子「ジェンダーで世界を見る、ジェンダーの世界を歩く」
(土佐弘之『グローバル/ジェンダー・ポリティクス』)
菅英輝「沖縄から戦後日米関係の問題点を問う」
(宮里政玄『日米関係と沖縄』)
片野淳彦「歴史的検証に垣間見る現代キリスト教会の課題」
(西山俊彦『カトリック教会の戦争責任』)
内田みどり「軍事化に抗して」
(竹村卓『非武装平和憲法と国際政治―コスタリカの場合』)
吉田晴彦「『人間臭い』平和論」
(高柳先男『戦争を知るための平和学入門』)
山本啓「『戦争の記憶』は戦争責任の歴史性をペイオフしえない」
(藤原帰一『戦争を記憶する―広島・ホロコーストと現代』)
○日本平和学会の研究会活動/日本平和学会事務局