●巻頭言
村井吉敬「援助と平和研究」
馬場伸也「会長に就任して」
●特集1【日本のODAを考える】
藤原帰一「援助なんて知らないよ―日本の政府開発援助を考える前に―」
後藤一美「援助行政のトータル・システムの形成を求めて―実践的政策学としての援助研究―」
横山正樹「『援助』に伴う腐敗―自力更生を押し潰す『援助』―」
佐渡友哲「ODAとNGOの関係―NGO側からODA資金受け入れの方法を考える」
●特集2【戦争体験から核軍縮へ】
(1)なぜ、いま戦争体験なのか
吉見義明「現代史のなかの戦争体験」
永沢道雄「テーマ談話室『戦争』から」
(2)軍縮交渉の展望
佐藤栄一「INF全廃条約の成立―その問題点と今後の軍備管理・軍縮―」
平井友義「ソ連とINF交渉―いわゆる『新しい思考』の射程―」
●自由論稿
太田一男「現代と非同盟」
吉川元「CSCEプロセスにおける平和と人権」
石川孝樹「地域の国際交流の内的背景と課題」
手島武雅「国連における先住民族運動と日本政府の対アイヌ民族政策」
●書評
栗野鳳(深瀬忠一著『戦争放棄と平和的生存権』、和田英夫・小林直樹・深瀬忠一・古川純編『平和憲法の創造的展開―総合的平和保障の憲法学的研究―』
内田猛男(福田菊著『国連とNGO』)
加藤普章(馬場伸也編『ミドル・パワーの外交―自立と従属の葛藤―』)
山崎純一(日本平和学会編『構造的暴力と平和―教育・性・職場・マスコミの現場から―』―平和研究叢書3)
関寛治(高柳先男・古城利明編『世界システムと政治文化』)
武山真行(最上敏樹著『ユネスコの危機と世界秩序―非暴力革命としての国際機構―』)
堀江浩一郎(国連大学・創価大学アジア研究所共編『難民問題の学際的研究―アジアにおける歴史的背景の分析とその対策―』)
○日本平和学会の研究会活動/日本平和学会事務局