平和研究32号 : 【スピリチュアリティと平和】(2007年11月刊)

●巻頭言
金鳳珍・上村雄彦「スピリチュアリティと平和:公共哲学、倫理、心の平和を求めて」

●論文
西川潤「『心の豊かさ』をどう計るか?」

稲垣久和「スピリチュアリテイと平和:南原繁『国家と宗教』から公共哲学へ」

黒住真「平和への問い:初期の倫理思想から」

小林正弥「地球公共的霊性の哲学的展望:『文明の衝突』を超えるために」

島薗進「新霊性文化と平和を志向する社会・政治活動」

佐藤壮広「『巫者の平和学』試論:死者の感受と沖縄からの平和祈念」

安藤裕子「学校教育の場における『ヒロシマ・ナガサキ』の記憶の形成」

安藤友香「紛争後社会におけるSSR(Security Sector Reform):東チモールの国家建設を事例として」

●国際学会動向
岡本三夫「IPRA万華鏡」

●書評
寺尾寿芳「宗教学から平和学への貴重な第一歩
(星川啓慈・山脇直司・山梨有希子・斎藤謙次・濱田陽・田丸徳善『現代世界と宗教の課題:宗教間対話と公共哲学』)

濱田陽「絶対化を乗り越える平和思想」
(宮田光雄『平和思想史研究』)

立田由紀恵「平和非暴力研究の多様性」
(Boersema, David and Katy Gray Brown, eds., Spiritual and Political Dimensions of Non-violence and Peace

川村暁雄「『地球市民社会』は平和学の分析概念として使えるか」
(「地球市民社会の研究」プロジェクト編『地球市民社会の研究』)

○日本平和学会の研究会活動/日本平和学会事務局