平和研究30号 : 【人道支援と平和構築】(2005年11月刊)

巻頭言
庄司真理子・宮脇昇「人道支援と平和構築」

●特集論文
武者小路公秀「『人間の安全保障』と『人権』との相補性:平和学の新領域開発の勧め」

吉川元「グローバル化時代の紛争予防:国内秩序を問う国際平和思想の挑戦とその限界」

山田満「マレーシアにおける平和構築の試み:マルティ・エスニック国家の紛争予防」

佐伯太郎「和平交渉のディレンマ:ソマリア和平の挫折と国際社会」

中尾秀一「難民支援と平和構築」

上野友也「人道主義の思想と実践における人間相互のディスタンス」

●学会動向
児玉克哉「国際平和研究学会を取り巻く環境:国際社会科学協議会の動き」

●書評
星野昭吉「21世紀のグローバル時代の平和学と平和の在り方を模索する」
(藤 原修・岡本三夫編『いま平和とは何か―平和学の理論と実践』<グローバル時代の平和学1>,磯村早苗・山田康博編『いま戦争を問う―平和学の安全保障論』 <グローバル時代の平和学2>,内海愛子・山脇啓造編『歴史の壁を超えて―和解と共生の平和学』<グローバル時代の平和学3>,高柳彰夫/ロニー・アレキ サンダー編『私たちの平和をつくる―環境・開発・人権・ジェンダー』<グローバル時代の平和学4>)

渡部茂己「グローバル・デモクラシーを指向する温かい国際社会の構築」
(杉浦功一著『国際連合と民主化―民主的国際秩序をめぐって』)

宮下豊「グローバル化する世界におけるガバナンスの変容」
(ジョセフ・ナイ,ジョン・ドナヒュー編著/内田孟男解説,嶋本恵美訳『グローバル化で世界はどう変わるか―ガバナンスへの挑戦と展望』)

野崎孝弘「グローバリゼーションの二つの顔」
(関下稔・小林誠編『統合と分離の国際政治経済学―グローバリゼーションの現代的位相』)

○日本平和学会の研究会活動/日本平和学会事務局