●巻頭言
我部政明・石田淳「再び自律と平和―沖縄が提起する問題」
●特集
高嶺朝一「平和のキーストーンへの行政戦略―沖縄基地カードの可能性と限界―」
本間浩「地位協定から見た沖縄の米軍基地」
村田晃嗣「在沖縄米海兵隊削減の可能性」
佐々木雅幸「サスティナブル・ソサイエティの実現をめざして―沖縄の21世紀―」
安里英子「『沖縄振興開発計画』と住民によるオルターナティブな視点―開発・環境・自立―」
内海(宮城)恵美子「沖縄米軍基地問題の『新しい視座』」
鎌田定夫「平和教育空間としての沖縄の可能性」
●自由論稿
安江則子「オタワプロセス―対人地雷全面禁止条約とその締結過程の検証―」
●学会動向
石井摩耶子「アフリカで初めて開かれた国際平和研究学会総会―第17回IPRA総会(於:南アフリカ、ダーバン)に出席して―」
高原孝生「International Symposium “Human Security in the Asia-Pacific Region”―国際シンポジウム『アジア太平洋地域におけるヒューマンセキュリティ』―」
●書評
新崎盛暉「冷戦後の世界をどうとらえるか」(坂本義和著『相対化の時代』)
我部政明「人権が問う沖縄」(高良鉄美著『沖縄から見た平和憲法』)
廣瀬克哉「歴史の証言を語りつぎ、専門家の社会的責任を問う」(古澤聡司・入谷敏男・伊藤武彦・杉田明宏著『語りつぎ未来を拓く平和心理学』)
君島東彦「日本国憲法50年の挑戦」(深瀬忠一・杉原泰雄・樋口陽一・浦田賢治編『恒久世界平和のために―日本国憲法からの提言』)
藤原修「冷戦後の日米安保体制」(船橋洋一著『同盟漂流』)
○日本平和学会の研究会活動/日本平和学会事務局