平和研究20号 : 【21世紀へのオールタナティブ―平和秩序を求めて】(1996年6月刊)

●巻頭言
池上雅子・川原彰「21世紀へのオールタナディブ―平和秩序を求めて」

●特集
Ⅰ 世界秩序変化と平和研究の視座
中村研一「世界政治と市民」

ロバート・W.コックス「国際阻止区と世界共同体」

佐々木寛「平和研究の理論的地平―21世紀の平和秩序を求めて―」

鈴木規夫「宗教的ナショナリズム論―世界政治の構造変動における宗教をめぐる諸問題―」

Ⅱ 岐路に立つ日本の安全保障 日本の安全保障構想:「平和基本法」
山口二郎「『平和基本法』と安全保障構想」

山内敏弘「平和憲法と『平和基本法』」

吉岡斉「岐路に立つ日本の核政策」

ジョハン・サラヴァナモット「太平洋の世紀の政治に関する一考察」

バートン・J.バーンスタイン「真珠湾攻撃と1945年の原爆投下の再考―第二次世界大戦史との折り合いをいかにつけるか―」

●学会動向
児玉克哉「国際平和研究学会マルタ会議に参加して」

小沼通二「広島でのパグウォッシュ会議」

●書評
黒田俊郎「平和的『知識』の制度化をめぐって」(斎藤哲夫・関寛治・山下健次編『平和学のすすめ―その歴史・現状及び課題』)

澤田眞治「『多極収差』による統合の規範的枠組み」(石川一雄著『エスノナショナリズムと政治統合』)

宮脇昇「CSCEと国際政治構造の変容」(吉川元著『ヨーロッパ安全保障協力会議(CSCE)―人権の国際化から民主化支援への発展過程の考察』)

藤本義彦「南アフリカの現在」(堀江浩一郎著『南アフリカ―現在政治史の鳥瞰図』)

○日本平和学会の研究会活動/日本平和学会事務局