●巻頭言
磯村早苗・佐藤元彦「『冷戦後』に真価問われるオールタナティブ・リアリズム」
●特集
川田侃・関寛治・武者小路公秀・高橋進(東京大学)・高柳先男・佐藤幸男(司会)「冷戦後の日本における平和研究[座談会]―IPRA総会日本開催と学会創立20周年を踏まえて―」
Ⅰ 日本の新しい生き方
金泳鎬「もう一つのアジア・太平洋圏―東南アジアからの視点―」
ケヴィン・P.クレメンツ「冷戦後の日本の新たな選択―南西太平洋からの考察―」
グレン・D.フック「日本とアジア・太平洋地域―ヨーロッパの視点―」
Ⅱ 国連システムの再検討
リチャード・A.フォーク、最上敏樹「民主的・人間的マルティラテリズムに向けて―『国連改革』に関するいくつかの原理的考察―」
鴨武彦「冷戦後の安全保障と国連―理論的考察―」
長瀬理英「国連援助システムの批判的検討―フィリピンを事例として―」
北沢洋子「ジェンダーと国連」
齋藤恵彦「冷戦後の国連と難民問題―難民問題のIntegrated Approachに向けて―」
馬橋憲男「国連とNGO―『オブザーバー』から「パートナー」へ―」
●学会動向
高柳先男・川田侃・鈴木佑司「第14回国際平和研究学会会議報告要旨」
●書評
多賀秀敏「大学における平和学の教材」(丹生久吉・佐藤年明・児玉克哉編『平和を学ぶ』、芝田進午編『戦争と平和の理論』、高田和夫著『現代世界と平和』)
ジョ ハン・サラヴァナムットゥ「軍事と経済」(Herbert Wulf, ed., Arms Limited, Masako Ikegami-Andersson, The Military-Industrial Complex: The Case of Sweden and Japan)
清水靖子「南太平洋の非核・平和問題」(Yoko Ogashiwa, Microstates and Nuclear Issues ロニー・アレキサンダー著『大きな夢と小さな島々』)
○日本平和学会の研究会活動/日本平和学会事務局