平和研究38号 : 【体制移行期の人権回復と正義】(2012年4月刊)

巻頭言 多様化する移行期正義研究の軌跡・・・内田みどり/清水奈名子

●依頼論文
1.「犠牲者中心の」移行期正義と加害者処罰
    ラテンアメリカの経験から・・・大串和雄
2.参加にともなう公的承認
    南アフリカ真実和解委員会とカンボジア特別法廷の事例から・・・阿部利洋
3.日韓請求権協定と戦後補償問題の現在
    第2条条文化過程の検証を通して・・・吉澤文寿

●投稿論文
4.国際刑事裁判のディレンマの政治構造・・・下谷内奈緒
5.連戦連敗の移行期正義
インドネシアと東ティモールにおける責任追及の軌跡 1998~2010年 ・・・松野明久
6.南アフリカ真実和解委員会における「和解」の創造 ローカル正義導入とその作用の観点から・・・クロス京子
7.紛争後シエラレオネにおける法の支配の(再)確立と紛争被害者の損害回復・・・小阪真也

●書評
「このいまわしい苦悩」を繰り返さないために・・・片野淳彦
 (石田勇治・武内進一編『ジェノサイドと現代世界』勉誠出版 2011年3月)

日本平和学会の研究会活動・・・日本平和学会事務局

SUMMARY

編集後記・・・内田みどり/清水奈名子