<平和への権利の現在 (2014年9月11日)
Contemporary Developments on the Right to Peace>
阿部 浩己
2008年から、国連人権理事会において平和への権利宣言の起草作業が進められています。国連では1960年代から平和と人権の関連性が議論されるようになり、84年には総会で「人民の平和への権利宣言」にかかる決議が採択されていますが、08年来の議論は、こうした実績を後背に据えつつ、対テロ戦争など新たな脅威に抗う市民社会のイニシアティブの下に可能となったものです。
人権理事会での議論は最終局面に入っています。以下では、宣言の起草過程を主導してきた方の論考とともに、起草過程に詳しい研究者とNGOの方の分析を通して、平和への権利をめぐる国際社会の現状を紹介します。
Ambassador Christian Guillermet Fernández and Dr. David Fernández Puyana
“THE 30TH ANNIVERSARY OF THE DECLARATION ON THE RIGHT OF PEOPLES TO PEACE”の背景について
横浜国立大学都市イノベーション学府博士課程後期 高部優子
「平和への権利」に関する国連の作業部会について --- 第2会期での審議状況を中心に ---
関東学院大学法学部准教授 武藤 達夫
参考:平和への権利国際キャンペーン・日本実行委員会
http://right-to-peace.com/about/