2011 : 2011年度春季研究大会(分科会)

プログラムは暫定的なものですので、最新情報については本学会ホームページを、また教室番号など詳細については当日に配布されるレジュメ集をご参照ください。


64日(土)】

①「平和学の方法と実践」

テーマ:新潟水俣病の経験と平和学

司会:岡本三夫

報告:高野秀男(新潟県平和センター)

「公害と闘うということ――新潟水俣病の患者と共に歩んだ経験から()

討論:越智敏夫(新潟国際情報大学)


②「環境・平和」

報告:稲垣聖子(立教大学大学院生)

「新潟水俣病における支援活動に関する考察」

司会平井朗(立教大学)

討論:旗野秀人(新潟水俣病安田患者の会事務局)


③「平和文化」

テーマ:「災害下における『在日外国人』表象」

報告:崔勝久(「新しい川崎をつくる市民の会」事務局長)

「震災下のサイバー空間における差別の実態」

討論:吉澤文寿(新潟国際情報大学)

司会:黒田俊郎(新潟県立大学)


④「平和と芸術」

報告:湯浅正恵(広島市立大学)

「ホシハ チカニ オドル――上関原発反対運動に呼応するひとつの表現の可能性」

司会:奥本京子(大阪女学院大学)

討論: 未定


⑤「ジェノサイド研究」

テーマ:「ジェノサイドと現代史」

報告:佐藤公紀(共立女子大学/東京大学大学院・学術研究員)

「ジェノサイドと『生-政治』――19世紀後半から1920年代までのドイツの犯罪学と刑罰制度を焦点に」

報告:増田好純(早稲田大学人間科学学術院)

「ナチ・ジェノサイドにみる包摂と排除の論理・構造、その帰結」

司会:石田勇治(東京大学大学院総合文化研究科)


⑥「琉球・沖縄・島嶼国及び地域の平和」

報告:東江日出郎(名古屋大学)

「フィリピンにおける市民社会勢力による地方政治権力獲得、その要因と軌跡」

報告:小松寛(早稲田大学大学院)

「日本-沖縄間における沖縄返還交渉過程についての一考察」

司会:竹尾茂樹(明治学院大学)

討論:松島泰勝(龍谷大学)


65(日)】

⑦「憲法と平和」

テーマ:「平和的生存権論の現段階」

報告:前田朗(東京造形大学)

「国連人権理事会における平和的生存権論」

報告:シン・ヒョンオ(立命館大学大学院生)

「韓国における平和的生存権論──憲法裁判所と学説」

司会:君島東彦(立命館大学)


⑧「東南アジア」

テーマ:「アジアにおけるNGOの役割-変遷と課題」

報告:堀場明子(上智大学アジア文化研究所)

NGOの役割とその変容――インドネシア・法律擁護協会の事例より」

報告:山田裕史(日本学術振興会特別研究員、カンボジア市民フォーラム事務局長)

 「カンボジアにおけるNGO活動の現状と課題」

報告:日下部尚徳(岐阜女子大学南アジア研究センター、日本学術振興会特別研究員)

「開発コンサルタントからソーシャルビジネスへ――バングラデシュNGOの変遷と課題」

司会:日下部尚徳(同上)

討論:大橋正明(国際協力NGOセンター代表理事/恵泉女学園大学)


⑨「グローバルヒバクシャ」 (※開催中止)

報告:今成尚志(一橋大学大学院生)

 「原子力映画について(仮)」

司会:成田雅美(一橋大学大学院生)

コメンテーター:原田健一(新潟大学)


⑩「公共性と平和」

報告:横田匡紀(東京理科大学)

「地球温暖化問題の事例における<as if game>」

報告:玉井雅隆(高知大学・立命館大学)

「マイノリティと公共性――日本におけるマイノリティ・イシューを例に」

司会:宮脇昇(立命館大学)

討論:宮下豊(元新潟国際情報大学)

   近藤敦(立命館大学)


⑪「平和運動」

テーマ:「反原発運動の現状と課題――東日本大震災を受けて」

報告:鎌田 慧氏(ルポルタージュ作家)

「東日本大震災と反原発運動への提言」

報告:矢部忠夫氏(柏崎市議・柏崎原発反対同盟共同代表)

「柏崎刈羽原発反対運動の回顧と展望」

討論者:清水竹人会員(桜美林大学)

司会者:福田忠弘会員(鹿児島県立短期大学)