【連絡先】
責任者:渡部真由美
E-Mail: MWATABE@aol.com
ジェノサイドはいかなる政治体制と国際環境の下で生起し、どのようなメカニズムと社会変容を生み出すのだろうか。また、ジェノサイドを経験した国や地域が平和を回復し社会の再建を実現するため、さらにはジェノサイドの発生を未然に防ぐために、国際社会はいかなるイニシアティヴを発揮し、どのような予防システムを構築すればよいのだろうか。
本分科会は、主として20世紀以降に生起した多様なジェノサイドやそれに類する現象の事例分析を通して、それらの実態やメカニズムを明らかにし、ジェノサイドの再発防止や予防に向けた知的基盤を拡充、発展させようとするものである。ジェノサイドという大規模な殺戮や極限的な人権侵害をもたらす事象を解明し、それらを経験した社会の再建や予防に向けた方策を追究することで、平和構築研究や平和研究にも貢献したいと考える。
本分科会は、2003年度から2007年度にかけて行なわれた日本学術振興会人文・社会科学振興プロジェクト研究事業・領域II-1「平和構築に向けた知の展開」・研究グループ「ジェノサイド研究の展開」の活動を基盤としている。現在は、科学研究費補助金に基づく研究「近代世界におけるジェノサイド的現象に関する歴史学的研究」(代表 石田勇治)を中心に、さまざまな地域やディシプリンを専門とするメンバーが協力しながら活動を行なっている。
・設立趣旨
・研究目標
・参考文献
・2006年度秋季研究集会
・2007年度春季研究大会
・2007年度秋季研究集会
・2008年度春季研究大会
・2008年度秋季研究集会
・2009年度春季研究大会